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チェブラーシカ、宇宙へ

世界的人気を誇るソ連アニメのキャラクター「チェブラーシカ」が、9月に打ち上げられるロシアの宇宙船「ソユーズ」に搭乗して国際宇宙ステーション(ISS)に向かう。19日、ロシアの宇宙開発企業「ロスコスモス」が明らかにした。チェブラーシカの宇宙飛行は6年ぶり2回目。
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「皆に愛されているアニメのキャラ・チェブラーシカは今回のISS遠征隊のマスコットとなる。2022年9月、無重力インジケータ(表示装置)として『ソユーズ MC-22』に乗り軌道に投入される」

ロスコスモスによると無重力インジケータは、宇宙飛行士が船内に持ち込む柔らかい小型のおもちゃ。チェブラーシカの任務は宇宙船が無重力状態になった際に浮遊し、乗員にロケットエンジンの作動が完了し無事に軌道に投入されたことを伝えることだ。
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今回はロシアからドミトリー・ペテリン氏、米国からフランシスコ・ルビオ氏の2人の宇宙飛行士がチェブラーシカと宇宙への旅を共にする。
チェブラーシカはエドゥアルド・ウスペンスキーによる絵本「ワニのゲーナ」(1966)の主要登場キャラクターで、1969年にアニメ化された。今年で56歳。2016年にも無重力インジケータとして宇宙へ飛び立った経験があり、今回は2回目。
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