メガロドンは2500~300万年前に生息していた古代のサメで、すでに絶滅している。重量とあごの力強さが特徴で、クジラの胸を噛み破ることができたとさえいわれている。
「Science Advances」によると、研究では約1800万年前に46歳で死んだとみられるメガロドンの椎骨や歯の化石をスキャン。3Dモデルを作り解析したところ、その大きさは16メートル、重さは61トンにも上ることが分かった。これは建設工事用の大型ダンプやクレーン匹敵する重さだ。
また、普段の遊泳速度は時速5キロメートル程度だが、最大速度は時速37キロメートルに達したという。
このような巨体を維持するには、1日あたり98000キロカロリーを摂取する必要があったといい、クジラを餌にしていたことが考えられる。また、メガロドンの胃袋は10000リットルの容量があり、体長5~6メートルに達する現代のシャチでも3回噛んだだけで丸呑みできたと研究では指摘している。
これまでにメガロドンはホホジロザメとの生存競争に敗れて絶滅したとする研究結果が明らかになっていた。
関連ニュース