現在、現場では治安当局が爆破の状況や原因について調査を行っている。
一連の報道によると、この爆破では有名な社会活動家アレクサンドル・ドゥーギン氏の娘、ダリアさんが亡くなったとされている。
ドネツク人民共和国のデニス・プシーリン首長はSNS「テレグラム」のチャンネルに声明を発表し、「ウクライナ・レジームのテロリストら」がこの犯行に関与したと指摘している。
ドゥーギン氏は極右の思想家で、ロシアによるクリミア併合をかねてから主張していたほか、ロシアと旧ソ連諸国を融合させた、「ユーラシア国」への発展を主張してきた。ドゥーギン氏は2008年から2014年にわたってモスクワ大学社会学部の教授だった。2014年のクリミア編入以降、欧米による個人制裁を受けている。ネオ・ユーラシア主義の提唱者で、政権への影響も指摘されている。
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