ロシア産石油の北欧への供給量は6万バレル増の39万8000バレルとなった。ブルームバーグによると、輸入しているのはオランダとポーランドだけだった。8月13日から19日にかけて、これらの国はそれぞれ日量32万バレルと8万バレルを購入した。ブルガリアとルーマニアへの供給量を合わせるとここ7週間で最高の水準となる25万5000バレルを記録した。
ブルームバーグによると、ロシアは新たな石油の販売市場も開拓中。現在、スリランカに向けて3隻目のタンカーが向かっている他、エジプトの地中海沿岸のエルハムラでも先日、2隻が荷揚げを行っている。またアフガニスタンのヌリディン・アジジ産業貿易相も、同国がロシア産石油、約100万バレル分の購入に興味を示していることを明らかにしている。
EUのロシア産石油禁輸措置は2022年12月に発効する。欧州の決定したこの措置は部分的な禁輸で、ロシア産石油の海上輸送の3分の2に影響を与えるが、パイプラインによる輸送には適用されない。
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