一方の古屋氏は「台湾海峡の平和と安定は日本や国際社会の安全保障にとって重要だ」としたうえで、軍事圧力を強める中国を批判し、中国による現状変更の動きを阻止する必要があると強調した。古屋氏の訪台は2020年9月の故李登輝元総裁の告別式以来。古屋会長を団長とする日本の超党派議員団は昨日22日、台北市の行政院庁舎で蘇貞昌(そていしょう)行政院長(首相)とも会談。蘇氏は、台湾周辺での中国の軍事演習に対して日本の外相や防衛相が懸念を表明したことに触れ「日本政府のこのような態度は非常に必要」と述べた。フォーカス台湾が伝えた。蘇氏は古屋氏らの訪台に歓迎を表明。日華議員懇談会が今年3月の年次総会の決議文で、台湾海峡の平和と安定の重要性を強調し、台湾のWHO(世界保健機関)参加やTPP(環太平洋経済連携協定)加入に対する支持を表明したことに謝意を述べた。関連記事