米国はアジア太平洋地域におけるミサイル防衛システムの展開によって攻撃能力をカモフラージュしている=露安全保障会議書記

© Sputnik / Sergey Guneevロシアのパトルシェフ安全保障会議書記
ロシアのパトルシェフ安全保障会議書記 - Sputnik 日本, 1920, 22.08.2022
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ロシアのパトルシェフ安全保障会議書記は22日、東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国の安全保障担当者らとのビデオ協議で、アジア太平洋地域における米国のミサイル防衛システムの展開は特に危険だと指摘した。
パトルシェフ氏は「防衛用というこれらの兵器のもとで、米国は同地域における攻撃能力の配備をカモフラージュしている」と述べた。
同氏は、6月28日から30日にマドリードで開かれた北大西洋条約機構(NATO)の首脳会議で採択されたNATOの新たな戦略概念は、NATOが責任を持つ範囲にアジア太平洋地域を加えることを規定していることに言及した。パトルシェフ氏は、現在すでに「アジア太平洋地域の徹底した軍事化、南シナ海を含む地域の水域における米国、NATO、日本の軍事的プレゼンスの増大が行われている」と指摘した。
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またパトルシェフ氏は、次のように述べた。

「自分たちの冒険的な計画をカモフラージュするために、米国とその衛星国は、自らをアジアの人々にとって唯一可能な保護者かつ守護者のようにみせかけている」

同氏はまた、アジア太平洋地域における米国の課題は現在、台湾の現状を変更しようとする一方的な試みで中国を非難したり、中国に対して資産凍結や取引停止などの制裁を科すことなどにあると指摘した。
さらにパトルシェフ氏は、米国は北朝鮮が新たな核実験を実施した場合に朝鮮半島の近くに戦略兵器を展開する準備をしていると指摘した。
同氏は先に、米国による挑発はアジア太平洋地域を不安定化させるだけであり、潜在的に武力衝突につながるおそれがあるとの考えを示した。
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