物価上昇が西側社会を直撃、時流はウクライナ側に不利=ホワイトハウス

時流はウクライナ側にとって不利に働いている。米国家安全保障会議(NSC)のジョン・カービー戦略広報調整官がCNNテレビの取材に応じた中で発言した。こうした中、英国の外交官らは物価高騰にあえぐ欧州連合(EU)の加盟国を訪問し、ウクライナに対する軍事支援の手を緩めないよう、交渉を続けている。
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カービー調整官は取材の中で、「我々は時流がウクライナ側にはないことを理解している。我々は緊急性を理解しており、必要に応じるべく努力を継続する」と発言した。
カービー調整官によると、米国と同盟国はウクライナに対する支援の新たな道を引き続き模索するという。
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また、英紙テレグラフによると、英国の外交官らは世界的な物価上昇が続いているものの、ウクライナへの軍事支援を継続させるためEUの国々を訪問しているという。英国では物価高騰によりEUによるウクライナ支援が中断する可能性があるとの懸念が広まっている。EUの政府高官らは秋、あるいは冬の初めにもターニングポイントが訪れ、ウクライナ支援に対する市民の立場は劇的に変化するという。報道によると、一部の国では8月30日から31日にチェコの首都プラハで開かれる EU外相サミットを前に、対露制裁の緩和を要求する動きが進んでいる。
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一方、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は多連装ロケットシステム、装甲車両、榴弾砲を更に供給するよう国際社会に要求している。ゼレンスキー大統領はクリミア「奪還」を目的とする「クリミア・プラットフォーム」サミットの枠組みでブリーフィングに応じた中で、西側の軍事支援に感謝しつつも、更なる支援が必要であると強調した。ゼレンスキー大統領によると、領土回復には装甲車両の供給が必要不可欠だという。
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