ジャン=ピエール報道官は、会見で「確かに、8月28日、我が国の艦船は台湾海峡での定期的な寄港を行ったが、これは国際法に完全に合致しており、自由で開かれたインド太平洋への我々のコミットメントを示した」とし、「我々は国際法が許す限り、航行の自由の原則に従い、台湾海峡での飛行、航海、通過を続けるつもりだ」と語った。
同報道官は、こうした行動方針は、地域の安全と安定を守るという米政府の目標に呼応するものだとの意見を強調した。
一方、同報道官は、米政府は「一つの中国」政策を放棄しているわけではなく、台湾の安全保障上の利益を保護するつもりだと付け加えた。これに関して、先週末、米海軍のミサイル巡洋艦2隻が台湾海峡を通過したことに言及した。
8月2日から3日にかけて、米国のナンシー・ペロシ下院議長が台湾を訪問した。その後、台湾をめぐる情勢はエスカレートしている。台湾を自国の領土とする中国は、ペロシ氏の訪台を台湾分離主義に対する米国の支持とみなして非難し、大規模な軍事演習を開始した。
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