ホワイトハウスのプレスサービスが発表したバイデン大統領の声明には、「ゴルバチョフは偉大な視野を持った人間」と記されている。バイデン大統領は上院議員時代にゴルバチョフ元大統領が冷戦終結に導いたことを目撃したと指摘、故人は民主主義的改革を進め、ペレストロイカとグラスノスチは単なるスローガンではないと強調した。
バイデン大統領はゴルバチョフ元大統領について、「稀代の指導者で、国のために新たな将来を達成しようという道を大胆に突き進んだ」と評価した。声明には次のように記されている。
「退陣から数年が経ってもなお、彼は依然として深く熱中していた。ゴルバチョフが2009年にホワイトハウスを訪問した際、我々は米国とロシアが保有する核兵器の削減に関連し、両国の活動について長いこと話し合った。なぜ多くの人が世界中でこれほど彼を評価してるのかを理解するのは簡単だった……我々は故人の遺族、友人、そして素晴らしい世界に対する故人の信仰から利益を受けた全ての人に対し、衷心よりお悔やみ申し上げる」
先にロシア国内外のメディアはミハイル・ゴルバチョフ元ソ連大統領(91)の訃報を報じた。生前からの意向により、故人はノボデビチ墓地(露モスクワ市)に眠る妻ライサ・ゴルバチョワさんの隣に埋葬される模様。葬儀の日程は近く遺族が決定する。