ザポロジエ原発の安全性を巡る状況

IAEA調査団 ザポリージャ原発に到着

国際原子力機関(IAEA)の調査団が、ザポリージャ(ザポロジエ)州エネルホダルにあるザポリージャ原子力発電所に到着した。リア・ノーボスチ通信が報じている。
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現地では国連の文字が入った車9台が並んでいる他、護衛の車が複数台到着している。現在のところ、原発の状況は落ち着いていて、砲撃の音は聞こえてこない。
国際原子力機関(IAEA)の調査団
IAEAのラファエル・グロッシ事務局長は、ザポリージャ原発に派遣する調査団の役割は、原発を事故から守ることであるとの考えを示した。
グロッシ氏は、「我々は皆、原発を事故から守るという同じ目標を持っている」と同原発の職員との会合で語った。
さらに同氏は、「我々は機会を見つけるため、そして、すべての関係者と合意に至るまで最善を尽くさなければならない」と述べた。
グロッシ氏によると、IAEAの調査団は、ザポリージャ原発施設の原子力と放射線の安全に関する問題を中心に取り組むという。
これよりも前、ロシア国防省は、ザポリージャ原発付近で原発の占拠を企てたウクライナの妨害工作員の排除を完了したと発表した。
ザポロジエ原発の安全性を巡る状況
ウクライナ側からの新たな挑発に備え、ザポリージャ原発の安全対策を強化
ロシアのミハイル・ウリヤノフ在ウイーン国際機関常駐代表は、リア・ノーボスチに対し、調査団には保障措置や原子力安全問題を扱うIAEA事務局の職員約15人が含まれていると明らかにした。調査団は、後方支援と安全保障を担当する国連の職員からなる大規模チームを伴っている。
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