韓国を訪問中のサルモン氏は2日、韓国政府の要人や脱北者らと面会。新型コロナウイルスのパンデミックによる制限などによって北朝鮮市民は困難に陥っていると指摘し、北朝鮮の人権問題に関する国際的団結の強化が重要だと訴えていた。
北朝鮮外務省は、サルモン氏の言動を「無知と偏見」と断じ、次のように表明している。
「我々はサルモン氏の背中に米国が触手を伸ばしていることを知っている。北朝鮮政府は、人権問題を利用して北朝鮮を転覆させるために米国が主導する陰謀を看過しない」
国連のグテーレス事務総長は1日、北朝鮮で人権や自由の抑圧が増大していると述べ、人道に対する罪にあたる可能性があるとして国際刑事裁判所へ差し向けるよう国連安保理に検討を促す考えを示している。
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