日本 日野自動車、モスクワ近郊での工場建設を取りやめ

日本のトラックメーカー「日野自動車」は、エンジンデータをめぐる一連の不正問題を受けロシア・モスクワ州で建設中の工場の計画を取りやめたことが判明した。NHKなどが報じた。
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日野自動車は、2019年からモスクワ近郊ヒムキでトラックの組立工場の建設を進めてきた。同社はロシア事業の拡大を見込んでいたが、建設工事の遅れや税制の問題、日本国内でのエンジンデータ不正問題が明らかになり、建設を取りやめたという。
日本との対話は実務レベルで行われており、日本企業はロシアで事業を継続している=露極東・北極圏開発相
NHKは「ウクライナ情勢は、計画の取りやめとは直接は関係ないとしていて、現在は停止している日本からロシアへのトラックの輸出は、今後の情勢を踏まえて判断する」と報じている
日野自動車は今年8月、大型および小型のトラックとバスのエンジンの排出ガスデータなどを改ざんしていたことが明らかになった。同社では2016年秋以降不正が行われていたことが判明したが、特別調査委員会による調査の結果、少なくとも2003年から不正を行っていたことが判明。同社社長は記者会見を開き謝罪した。
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