米国のウクライナにおける生物学研究 露国防省が危険性を指摘

ロシア軍の放射線・化学・生物防護部隊のイーゴリ・キリロフ中将は3日、米軍の科学者らがウクライナでコレラ、ペストなどの病原体の研究を行っており、使用したとしても自然発生したと見せかけることができるとする主張を展開した。
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キリロフ中将によると、米国はコレラ、ツラレミア、ペスト、クリミア・コンゴ熱、ハンタウイルスなどに関心を持っていたといい、これらの病原体はウクライナやロシアにも自然界に存在すると指摘。米国はウクライナの「保健システムの改良」を名目にこうした危険な病原体の研究を行っており、自然発生とみせかけて拡散させることが可能だと述べた。
また、2005年以降、米国はウクライナで危険なワクチンの治験を行っていると主張。2004年に多くの重症者を出した米陸軍兵士を対象にしたツラレミアワクチンの実験の翌年、ウクライナ・米国の保健省が協定を結んでおり、危険なワクチン治験の場を米国内からウクライナへ移したのだと続けた。
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また、こうした病原菌やその他の毒物に関する検証プロセスが存在しないため、米国を中心とする西側諸国は問題を主観的に解釈していると批判。国連安保理など国際的な議論の場で生物・化学兵器問題へのアプローチを変える必要があると訴えた。
また、米国は現在、ウクライナで研究中の生物学プログラムをブルガリア、チェコなどの東欧諸国やバルト諸国に移転させようとしていると指摘した。
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