コラムニストのダニエル・デイビス氏は、過去数十年の米国の無能で目的のない外交政策が、ウクライナ紛争を招いたとみている。
「何を達成しようとしているのかが分からないので、この取り組みにどれだけの費用がかかるのか、どれだけの期間続くのか、成功とはどのようなものかさえ、誰も米国民に伝えることができないのだ」
また、デイビス氏はロシア産の石油価格に上限を設けるという考えを批判した上で、これまでの対露制裁が、ウクライナでの特別軍事作戦に何の影響も与えていないと指摘している。
また、デイビス氏が指摘するように、なぜロシアを弱体化させることが米国にとって重要な利益となるのか、誰も明確にしていない。さらに同氏は、米国はウクライナ危機の拡大を防ごうとはしなかったし、ロシアに圧力をかけることに全力を注いでいたと述べている。
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