8月30日よりクリュチェフスコイ火山を登山していた観光客12人とガイド2人のグループが4日、救助隊に連絡。暫定情報では、高所からの転落により5人が死亡、観光客1人が負傷し、意識不明となっていた。ガイドは足を骨折した。
カムチャッカ地方政府のロマン・ワシレフスキー副首相は4日午前、リアノーボスチ通信に対し、6人目の死者が出たと伝えた。また、副首相は「現場からは2人が亡くなったという情報がある」と話した。
4日、救助隊を乗せたヘリコプターが2回ほど着陸を試みたが、強風のため失敗。刑事事件として捜査が開始された。
副首相は、現地では悪天候が続いていると補足した。救助隊は5日、再度現場への飛行を試みる予定。火山は現在厚い雲に覆われており、夜の気温はマイナス14度まで下がっている。風速は最大で秒速15メートルで、高所では雪が降っている。