ビザなし交流破棄「極めて不当で断じて受け入れられない」=岸田首相

日本の岸田首相は6日、ロシア政府がクリル諸島(日本では「北方領土」と表記)と日本の間で人が往来する「ビザなし交流」合意を失効させると発表したことを受け、「極めて不当で断じて受け入れられない」と語った。日経新聞が伝えた。
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岸田首相は官邸で記者団に対し、ロシア政府が「ビザなし交流」合意を破棄すると発表したことについて「極めて不当で断じて受け入れられない」とコメントした。
「ビザなし交流」は今年3月にロシアが停止を表明。岸田首相は「ロシア側に日本の考え方を伝達しあらためて強く抗議した」と強調した。「高齢になった元島民の思いに応えたいという考えは変わりない」と言及した。
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5日、ロシア法律情報公式ポータルに日本人によるクナシル(日本では国後)、イトゥルップ(同択捉)、小クリル諸島(同歯舞群島および色丹島、あるいは小千島列島)訪問の簡素化に関する日本との協定を停止するミシュスチン首相令が掲載された。
日本の岸田首相は6月2日、鈴木直道北海道知事と会談した際、ロシアとのビザなし交流が存在しない場合の代替案を詳細に検討する意向を明らかにした。また鈴木知事は島に上陸できない場合の船上墓参の実施について元島民の要請を伝えた。
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