リャブコフ氏は、「私は、米政権がウクライナを利用してロシアと行っているゲームの危険性について理解が深まってきているとみている。これは疑いようもない。そして、ロシアがあらゆる圧力を受けるにもかかわらず『折れない』ことへの不安も高まっている。はっきり言おうではないか。ロシア政府には、目標を達成し、反対派や敵対者の圧力に屈しないという決意が存在するのだ」と述べた。
リャブコフ氏によれば、ロシア政府は、米国がより賢明な方向に向かうための前提条件は何もないとみている。同氏は、結局のところ、米政権自身の利益に反するようなリスク要因が蓄積されていると指摘している。
リャブコフ氏は、「私は、米政権の政治家が、純粋に政治的、地政学的なエゴイズムによって形成された自己決定路線に従っていることについて、無謀、本能的とさえ表現するだろう」と述べた。
同氏は、ロシア政府は米国のカウンターパートに向けて、米国自らが作り出したすべてのリスクを示すために努力し続けるだろうと指摘した。
これよりも前、ウラジーミル・メジンスキー露大統領補佐官は、米国が行っているウクライナへの支援は、米国がウクライナに財政的、政治的な義務を押しつけ、ウクライナを植民地化しようとするものだとの考えを示した。
4月、ジェイク・サリバン米国大統領補佐官(国家安全保障担当)は米テレビ局「NBCニュース」のインタビューで、米国は今後、ウクライナに兵器を供給し、他国からウクライナ政府への兵器供給を調整し、対露制裁やウクライナへの経済支援を行うと発言した。これらの措置は、独立した自由なウクライナ、孤立し弱体化したロシア、より団結し強化した欧米諸国という目標を確実に達成するために実施されるという。
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