トルコがシリア難民の通過を許可、欧州で不法移民が深刻に=チェコ副首相

トルコはシリア難民に対し欧州へのドアを開き、これによりチェコやその周辺国では拘束される不法移民の数が急速に増加している。チェコ議会で難民問題に関する議論中にヴィト・ラクシャン内務大臣兼第一副首相が発言した。
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クシャン第一副首相によると、トルコは欧州へのドアを「全開で開いた」ことから、シリアからの不法難民が数多く押し寄せ、チェコやその周辺国を通過しているとのこと。シリア難民は自国からではなくトルコ経由で移動しているという。
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また、ハンガリーは自国経由でスロバキアやオーストリアを目指す不法難民を受け入れるという、合意上の義務を履行していないと批判した。
チェコ内務省によると、国内では年明け以降の8ヶ月間で拘束された不法難民の数が3600人を超え、そのうち9割はシリア国民だという。難民はチェコ、スロバキア経由でドイツを目指している。
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2021年にチェコの国境警備隊が拘束した不法移民の数は1300人、それ以前は200人から400人で推移していた。
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