プーチン大統領によると、現在、西側諸国はロシアに指示する立場にはない。この点で、プーチン氏は彼らに考えを変えるように促した。さもなければ、世界はエネルギー価格のさらに大きな上昇に直面する可能性がある。
またプーチン大統領は、西側諸国がロシアから供給される石油とガスの価格を制限したがることはばかげていると付け加えた。
プーチン氏は「我々は常に長期契約に基づいてきた。皆が安定性を確信している必要がある。彼らはスポット価格に固執し、ばかげた解決策を押しつけた」と述べた。
同氏は、中国のような大きな経済が近くにあるため、ロシアはエネルギー資源の販売に問題はないと強調した。プーチン氏によると、ウクライナでの特殊作戦の開始後、「米国はタンカーを中国に向け直したため、欧州の市場はプレミアム市場ではなくなった」。
また、プーチン大統領は、新型コロナウイルスに代わり、世界に脅威をもたらす「制裁熱」という別の問題が起こったとも述べた。
東方経済フォーラムは5日、ロシア極東ウラジオストクで開幕した。会場はウラジオストクのルースキー島にある極東連邦大学のキャンパス。フォーラムは12日まで開催される。
関連ニュース