ベック氏は、出演したラジオ番組内で、ハンガリーの対露制裁に対する立場が他の加盟国と異なることを強調した。
「EUでの交渉は困難なことが多いが、多くの国が交渉に参加できる。だが、私の意見では、ハンガリーは、一種の崖っぷちまで長い道のりを歩んできた。そして今、その端から遠ざかるのか、リスクを冒して飛び降りるのか決めなければならない。その結果については推測したくない」
司会者からの明確な質問に対し、ベック氏はハンガリーのEU離脱の可能性を認めると明らかにした。
ベック氏は、ハンガリーが全欧州的な政治の立場を保持するよう、今後数ヶ月間、懸命に努力するつもりだという。
欧米諸国は、対露制裁の発動やロシア産燃料の放棄により、エネルギー価格の上昇やインフレに直面している。燃料(特にガス)価格の上昇により、米国や欧州の産業界は競争力を大きく失い、他の経済分野にも影響を及ぼした。
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