ウクライナでの露特別軍事作戦

ウクライナ、西側から長距離ミサイルなどの追加兵器を要求=WSJ

ウクライナは西側諸国に対し、米政府が以前供与を拒否してきた長距離ミサイルシステムなどの追加兵器を要求している。米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が、米議会議員に提出された文書を引用して報じている。
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同紙は「ウォール・ストリート・ジャーナルが確認した米議会議員に提出された文書には、ウクライナ政府が2023年に攻撃を続けるために必要とする数十種類の兵器が列挙されている」と記している。
ウクライナの要求には、射程約300キロの戦術ミサイル「エイタクムス(ATACMS)」も含まれている。米国は以前、ウクライナがこのミサイルを用いてロシア領土を砲撃し、西側との対立が深まることを懸念して供与を拒否していた。
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同紙によると、「攻撃作戦」に向けたリストには、戦車、無人航空機(UAV)、砲兵システム、対戦車ミサイル、高機動ロケット砲システム「ハイマース(HIMARS)」用ロケット弾2000発など、合計29種類の兵器・砲弾が含まれている。
ロシアは以前、ウクライナへの兵器供給をめぐり、米国を含むすべての国に外交文書を送付した。ロシア外務省のラブロフ外相は、ウクライナに対する支援物資はいずれもロシア側にとって正当な攻撃目標になると牽制した。ロシア大統領府のペスコフ報道官も同じくコメントを発表し、ウクライナに西側から兵器を供与することは停戦交渉の助けとはならず、否定的な効果をもたらすに過ぎないと評価していた。
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