ウクライナの安全保障草案は「第三次世界大戦の序章」=メドベージェフ元露大統領

ロシアの元大統領で国家安全保障会議副議長を務めるドミートリー・メドベージェフ氏は13日、ウクライナ大統領府が発表した多国間安全保障の草案について「第三次世界大戦の序章だ」とコメントした。
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メドベージェフ氏は自身のSNS上に次のように投稿している。

「キエフが生み出した『安全保障』のプロジェクトは、要は第三次世界大戦の序章だ。もちろん、誰もウクライナのナチストに『保証』を与えるわけがないが」

メドベージェフ氏は、この草案はNATOの設立を定めた1949年のワシントン条約(北大西洋条約)の第5条をウクライナに適用することだと指摘。同条文にはNATO加盟国1国に攻撃があった場合、その他の加盟国にも攻撃があったとみなし共同で防衛する、集団的自衛権が定められている。
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そのうえでメドベージェフ氏は、西側諸国がウクライナへの軍事支援を継続すれば、戦いがこれまでとは「違うレベル」に達するとの懸念を示し、このような草案はNATOにとっても良くないと指摘した。
ウクライナ大統領府は13日、ウクライナの安全保障に関する草案を公表した。欧州連合(EU)加盟国、米国、英国、オーストラリア、トルコを保証国として提案している。また、草案では「特に日本や韓国を含む国際パートナーのより広範なグループも、制裁を基盤とした非軍事的性格の保証の一式を支持すべきである」と述べられている。
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