ネベンジャ大使は、全加盟国が即時停戦と政治外交的手段による問題解決の必要性を訴えたことを明かした上で、現在、プレス向けの文書策定が行われており、専門家らが最終作業を進めているとした。またネベンジャ氏は、ロシア政府はこの文書に、2か国の関係正常化の基礎となっている2020年と2021年のロシア、アルメニア、アゼルバイジャン3カ国の大統領による声明が引用されるよう主張していると述べた。この3者による声明は停戦および両国が講ずるべきその他の義務を内容としている。
ネベンジャ大使は、我々は、情勢の正常化と和平の合意に向けて、ロシア政府が単独あるいは集団安全保障条約機構(CSTO)を通じて行ってきた努力について、また集団安全保障会議開催後にCSTO加盟国によって講じられる努力について明らかにしたと述べた上で、パートナー諸国はこのような情報の共有と我々の努力に対し、感謝の意を示したと付け加えた。
13日の夜、アルメニアとアゼルバイジャンの国境で戦闘が発生し、両国は相手国がエスカレーションを仕掛けたと非難している。この戦闘は、ナゴルノ・カラバフの地域以外で発生した。アルメニアのパシニャン首相によると、両国の国境での砲撃でアルメニア側では49名の死者を出したという。
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