国連総会でロシアと通常通りの協力を行うことは不可能=米国務省報道官

米国務省のネッド・プライス報道官は、アンソニー・ブリンケン米国務長官とロシアのセルゲイ・ラブロフ外相との会談の可能性について、国務長官のスケジュール調整は続いているが、米国はロシアとの間で「何事もなかったかのように」交渉を行うことはできないと考えていると述べた。
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ブリンケン国務長官とラブロフ外相はともに、来週、ニューヨークで開幕する国連の通常総会に参加することになっている。これに関連し、ブリーフィング会見を開いたプライス報道官は、「こちらのスケジュールは現在まだ調整中であるが、現時点で言えることは、我々はロシア連邦と普通に協力を行うことはできないと確信しているということだ」と述べた。
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またプライス報道官は、国連総会は、ブリンケン長官をはじめとする各国代表者が、ウクライナにおけるロシアの行動を評価し、また食糧やエネルギー資源の価格高騰など、紛争がもたらすさまざまな影響について意見を述べる好機であるとした。
ウクライナにおける特別作戦が開始された後、ブリンケン長官とラブロフ外相は1度電話会談を実施し、囚人交換について意見を交わした。
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