科学者たちは、月探査機の着陸エリアにかつて氾濫した火山溶岩のいくつかの層の存在の地質学的証拠を発見した。また、土壌のサンプルにはウラン、トリウム、カリウムなどの元素が含まれているという。
中国の研究者は「嫦娥5号」の着陸地点にある玄武岩の厚さを推定した。結果は、それぞれ平均厚さ230メートル、70メートル、4メートル、36メートルのマグマ噴火が少なくとも4回あったことを示している。またこの地域の玄武岩噴火率が約20億年前に大幅に増加したことがわかった。
2020年12月16日、中国の月探査機「嫦娥5号」が、嵐の大洋の地域から1731グラムの月の土壌のサンプルを地球に届けた。
これより前、中国・南京大学の研究者らが、月面の土壌を二酸化炭素と酸素、燃料に変換する方法を発見した。
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