記録的なエネルギー資源・ガス価格の高騰を背景に、欧州各国は石炭や重油を使用した発電方法に回帰しつつある。さらに露企業「ガスプロム」のアレクセイ・ミレル社長が指摘するように、欧州は他のガス輸送経路を選択したとしても、毎分8トンのCO2を追加的に排出している。
グテーレス事務総長は、ロシアガスを失った欧州各国が石炭や化石燃料を使い始めたことに懸念はないかとの質問に、次のように答えた。
「一つだけ明らかになったことがある:世界がこの20年間に然るべく再生可能エネルギーに積極的に投資していれば、我々は今、化石燃料価格の高騰に直面していなかっただろう」
グテーレス事務総長は、化石燃料は「未来ではなく、過去である」としたうえで、再生可能エネルギーに重点を置いた「グリーン革命」のみが全ての問題を解決できると結んだ。
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