トルコの上海協力機構加盟、NATO脱退が必要=露外務省

ロシア外務省の上海協力機構(SCO)大統領特別代表を務めるバフチエル・ハキモフ氏は、トルコがSCOに加盟をするには北大西洋条約機構(NATO)を脱退すべきだとの考えを示した。
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「我々には新加盟国の受け入れに関する原則がある。そのなかにはSCO加盟国に敵対的、または対抗するような活動、ブロックに参加しないという優先的課題が含まれる」

ハキモフ氏はこのように述べ、トルコが加盟しているNATOはロシアを「第1の敵」としていると指摘。トルコのSCO加盟にはNATO脱退が条件になると示唆した。一方、トルコがSCO加盟申請した場合、「注意深く検討を進めるが、現在のところ申請はない」という。
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SCOは2001年に中国・上海で創設された多国間協力枠組み。現在の加盟国はインド、カザフスタン、中国、キルギス、ロシア、タジキスタン、パキスタン、ウズベキスタンの8カ国。このほか、アフガニスタン、イラン、ベラルーシ、イラン、モンゴルがオブザーバーとして、トルコ、アゼルバイジャン、アルメニア、カンボジア、ネパール、スリランカもパートナー国として参加している。
ベラルーシとイランは今年、正式に加盟を申請。そのほか、エジプトやカタール、サウジアラビアをパートナー国として受け入れる方向で対話が進むなど、SCOはアジア・ユーラシア大陸全体に広まっている。
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