会議で習氏は、中国軍は近年大きな変化を遂げ、新しいシステムや構造、新しい軍服を有していると強調した。また、中国の軍隊は実戦的な訓練に力を入れるべきだと指摘した。
同氏は、「改革の成功事例を総括・応用し、新たな情勢や改革課題を把握し、戦争の準備に力を入れ、開拓と革新に向けて気構えを持つ必要がある」と述べた。さらに習氏は、軍隊の改革目標を達成するべく計画を厳しく守るよう指示した。
習氏の指示は、台湾をめぐる情勢激化を背景に出されている。
台湾をめぐる情勢激化
台湾をめぐる情勢は、8月初旬に米国のナンシー・ペロシ下院議長が台湾を訪問した後、悪化した。台湾は中国の地域の一つであると考える中国は、この訪問について、米国が台湾の分離主義勢力を支持しているものだとして非難し、大規模な軍事演習を実施した。
米国は「戦略的曖昧さ」という方針を長年維持してきたが、バイデン大統領は中国と軍事衝突が起きた場合に米国は台湾を防衛すると発言した。
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