ブルームバーグによると、欧州委員会と一部の加盟国による新たな取り組みにもかかわらず、この計画には多くの障害があり、前向きな結果が得られるかどうかは定かではない。
同紙によれば、EU加盟国は、数週間以内にロシア産石油価格に上限を設定する政治的合意に達することを目指している。情報筋によると、ウラジミール・プーチン大統領が部分的な動員を発表した後、EUはこの計画に取り組み始めた。欧州委員会が提案する新たな制裁の一部になる可能性が高いという。
加盟国の代表者は今週末に欧州委員会と会合し、価格の上限に加えて、テクノロジーや贅沢品などの個人やセクターに対する新しい制限を含む可能性のある新しい制裁を話し合う。
情報筋によると、価格の上限をどのレベルに設定するかなどの多くの詳細を今後解決する予定。
また報道によると、各国政府代表は、10月6日にチェコ・プラハで開催されるEU首脳の非公式会合に先立って、ブリュッセルで上限価格に関する予備的合意に達することを目指している。
情報筋によると、パイプラインを介して石油を輸入することでインセンティブを受け取ったEU諸国は、供給が無傷のままであることを確認したいと考えている。海上輸送で供給している国は、現在想定されている海上供給の完全な禁輸に上限価格を結び付けようとする可能性がある。ギリシャ、キプロス、マルタなどの国は、自国の産業をこの対策から守ろうとする可能性があるという。
これより前、EU加盟国のエネルギー相は、ロシア産ガスの価格上限設定について合意することができなかった。
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