ウクライナが過ちを認めない限り同様の住民投票は起こる=露国連大使

ドネツク人民共和国、ルガンスク人民共和国、ザポリージャ州、ヘルソン州はウクライナに背を向けた。ウクライナ政府が過ちを認めない場合、住民投票のプロセスは今後も継続する。ロシアのワシリー・ネベンジャ国連大使が国連安全保障理事会の会合で表明した。
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ネベンジャ国連大使は安保理の会合で次のように発言した。
「今日はドンバス、ヘルソン州、ザポリージャ州だけがウクライナに背を向けたわけではない。このプロセスは今後も続くだろう。仮にキエフが過ち、戦略的ミスを認め、自国民の利益に基づいてようやく行動を開始するまで。二つの兄弟国を衝突させることができて、満足気に手を揉みしだいている者たちの意思を盲目的に遂行するのではなく」
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また、国連大使は住民が賛成票を投じるよう脅迫されていたという西側の主張について、結果を踏みにじるためのプロパガンダに他ならないと非難した。西側諸国は住民投票が行われる前からその結果を認めないと表明し、その結果を無効化するためにあらゆる手を尽くしてきたと国連大使は指摘した。
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23~27日、ドネツク・ルガンスク両人民共和国、ヘルソン・ザポリージャ(ザポロジエ)両州では、ロシアへの編入の是非を問う住民投票が実施された。
ロシアのプーチン大統領は21日のテレビ演説で、ロシアは解放された地域の住民の選択を受け入れるとの考えを示した。ヴャチェスラフ・ヴォロージン国家院(下院)議長は23日、現地の住民に「自由に(自分の意思を)選び、何も恐れないように」と呼びかけ、ロシアは住民による選択を支持すると強調した。
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