NATOの最高意思決定機関である北大西洋理事会(NAC)は26日に韓国政府の要請を承認することで決定。NATO側はこれを「NATOと韓国の強力な連携における重要な一歩」と評価している。
発表では、NATOと韓国は2005年以来、共通の価値観のもとに強固な連携を発展させていることに言及。双方の対話および実務協力は核不拡散、サイバーセキュリティ、テロ対策、放射能・化学・生物リスクからの防御、大惨事影響処理など多数の分野に及んでいると指摘。
韓国メディアは28日、駐NATO韓国大使は駐ベルギー大使兼駐EU大使の尹淳九(ユン・スング)氏が兼任すると報じた。
韓国大統領府は、6月のNATO加盟国首脳会合で、韓国のNATO代表部を設置する意向を発表していた。
今年8月23日、外務省は2023年度の予算の概算要求を自民党外交部会などの合同会議に提示。予算には在ベルギー大使館が兼ねるNATO日本代表部を独立させ、専任の大使を置くことが盛り込まれた。岸田首相は6月のNATO首脳会議に日本の首相として初出席。連携強化の方針を打ち出している。
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