韓国軍合同参謀本部は、北朝鮮が1日6時45分ごろから7時3分ごろにかけて、平壌郊外の順安付近から短距離弾道ミサイル2発を日本海に向けて発射したと発表した。
日本の井野防衛副大臣は記者団に対し、北朝鮮から発射された弾道ミサイルの可能性があるものは2発で、いずれも日本のEEZ(排他的経済水域)の外側に落下したと推定されていると話した。
また、当該の弾道ミサイルは「変則軌道」で飛行した可能性があると指摘。現時点(1日9時)で、2発のミサイルについて最高高度50キロ程度、飛距離は350〜400キロとの分析を示した。
井野防衛副大臣は、北朝鮮による弾道ミサイル発射はこの1週間だけで4回に及んだと指摘。一連の北朝鮮の行動は「我が国、地域、国際社会の平和と安全を脅かすものであり、断じて容認できない」と非難した。また、北朝鮮に対し「北京の大使館ルートを通じ厳重に抗議し、強く非難した」と明らかにした。
聯合ニュースは、北朝鮮は韓米日が前日に東海で実施した対潜水艦戦を想定した共同訓練に反発し、武力誇示に踏み切ったとみられると指摘している。
北朝鮮が弾道ミサイルなどを発射したのは今年に入って22回目になる。