ネベンジャ氏は、30日に行われた国連安全保障理事会の会合で「ノルドストリームに起こったことは、米国にとって有益だろうか?もちろんそうだ」と話した。
パイプラインの稼働停止は、米国の供給会社にとって有益であり、政治的な観点から言えば、エネルギー分野におけるEUの独立性を保証する最後の糸が断ち切られたことになるとネベンジャ氏は強調。
また、EUはこのプロジェクトの重要性を繰り返し強調し、支持してきたとし、ロシアも資金を投入してきたパイプラインに危害を加えることはないだろうと付け加えた。ネベンジャ氏は「ガスパイプラインを損傷させる行為は、意図的な破壊行為だと考えている」と強調した。
ネベンジャ氏は、今回の出来事は「単なるテロリスト」によって行われたものではないはずだとし、「国家や国が管理する団体の関与なしでは起こりえない攻撃だ」と語った。
ロシアは攻撃の立役者を特定するとネベンジャ氏は強調した。同氏によると、攻撃の背後にいる者は、西側諸国が実際、とうの昔に破ったような武力紛争における非当事者の立場や中立の立場を主張することはできない。
ロシア検察総局は先に、「ノルドストリーム1」と「ノルドストリーム2」が損傷した問題で、国際テロ行為として捜査を開始した。
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