鈴木財務相は、為替介入の可能性にまつわる質問を受け「今後とも必要に応じて断固たる措置を取る」と答えた。また、介入規模が約2兆8000億円だったことについては「当時の動きをみて総合的に判断した」と述べた。
9月22日、日本政府と日銀は、急激な円安に歯止めをかけるため円買い・ドル売りの為替介入に踏み切った。日銀が円買い・ドル売りの為替介入を行うのは、1998年6月以来の24年ぶりで、その規模は約2兆8000億円となった。
一時は1ドル145円台から140円台まで下ったものの、3日11時現在、為替レートは再び1ドル144円70銭に推移している。
円安ドル高を受け、エネルギー価格や食料品の価格が上昇している。朝日新聞社が10月1〜2日にかけて実施した全国世論調査では、「生活への負担を感じるか」という質問に対し、70%が「負担を感じる」と回答した。
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