ロシアは9月26日、極東ウラジオストクの日本総領事館の領事モトキ・タツノリ氏がスパイ活動を行っていたとして拘束。ロシアはモトキ氏を「ペルソナ・ノン・グラータ(好ましからざる人物)」に認定し、国外退去を通告した。ロシア連邦保安庁(FSB)によると、モトキ氏はロシアと「アジア太平洋地域のうちの一国」との協力やウラジオストクが位置する沿海地方における西側諸国の対露制裁の影響に関連した秘匿情報を、金と引き換えに入手するなどのスパイ活動を行い、ロシアの法律に違反したとしている。FSBの公開したビデオには、モトキ氏が罪状を認める様子が映っている。
日本外務省は、この件に関する対抗措置を検討していた。林外相の発表によると、日本は在札幌ロシア総領事館の領事に10日までに国外退去するよう求めている。
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