ザハロワ報道官は声明で次のように記している。
「一方的でバランスに欠ける報告の性格は、完全に西側諸国のウクライナ危機に関するアプローチに沿っている。国連人権高等弁務官事務所には、ウクライナ政権による戦争犯罪、人道に対する罪、人権侵害を正しく客観的に反映するための原則的なアプローチを発揮する大胆さが足りないようだ」
ザハロワ報道官は、ウクライナ政権による人権侵害行為の無視は同事務所が自らとその指導部の名誉をおとしめることだと指摘。また、報告で同事務所は「不本意ながら申し訳程度に」ウクライナ軍による重火器類の無差別使用を認めているとしたものの、内容は非常に曖昧で住宅地や学校、病院、民間インフラなどに対するウクライナ軍の攻撃について明記されていないと主張した。
ザハロワ報道官は、同事務所に対し、ウクライナ政権やその擁護者たる西側諸国による戦争犯罪や人権侵害について、適切に公表するよう求めるとしている。
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