国防副次官補によると、現時点においてペンタゴンは射程300キロ以上の誘導ミサイルをウクライナ側に供与する必要性は認めていないという。米国側の評価によると、現在供与しているハイマースにより戦場における標的の大半は破壊可能とのこと。補佐官は会見の中で次のように発言した。
「我々の考えでは、これらはクリミアを含む標的の大半を破壊することが可能である。そして明確にしておきたいが、クリミアはウクライナ領である」
CNNテレビは先にウクライナが米国に射程300キロ以上の誘導ミサイルを供与し、さらにはこれらのミサイルによる攻撃目標設定上の禁止を解除するよう呼びかけていた。
なお、新たに発表されたウクライナへの追加軍事支援ではハイマース4基に加え、榴弾砲32門、装甲車200台の供与が発表された。これらの軍事支援は米軍の在庫から行われる。この軍事支援の額は6億2500万ドル(約900億円)に達する。
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