スウェーデン当局の調査により、「ノルド・ストリーム」で起こったガス漏れは工作活動によるものだった可能性が高まった。付近でも爆発の痕跡が見られたという。これについて公式発表では、「野蛮なサボタージュ」という言葉が使われた。これに対し、ザハロワ報道官はテレグラムのページに投稿した中で次のように記した。
「教えてください。いつから我々は天然ガスパイプラインの爆破をサボタージュと呼ぶようになったのでしょう。工作活動、過激主義、テロ行為と呼んだほうがシンプルでしょう。ストックホルムは事実をありのままに言うのを恐れているのでしょうか。何故そのようなデリカシーが必要なのでしょうか。新たな発見を恐れているのでしょうか」
またロシアのセルゲイ・ラゾフ駐伊大使は現地メディアRai1の取材に応じた中で、ロシア側が自らパイプラインを爆破したという西側の憶測について、反ロシアのプロパガンダを行使すればあらゆる憶測をねつ造できるとしたうえで、「そんなことをする馬鹿はロシアにいませんよ」と冷ややかに語った。
9月26日、ロシアが欧州向けにガスを輸送するパイプライン「ノルドストリーム1」と「ノルドストリーム2」の2か所で同時にテロが行われた。
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