イランの監察医、マフサ・アミニさんの死因に関する報告書を公表

イランの監察医は、その死が抗議や騒乱を引き起こしたマフサ・アミニさん(22)の死因に関する報告書を公表した。タス二ム通信社が報じた。
この記事をSputnikで読む
イランで9月、マフサ・アミニさんが頭部を覆うヒジャブ(スカーフ)を「適切に着用していなかった」という理由で風紀犯罪を取り締まる現地の警察官に逮捕され、病院に搬送されたが3日後に死亡するという事件が起きた。
タス二ム通信が報告書を引用して報じたところによると、アミニさんは2006年に良性脳腫瘍を摘出する難しい手術を受け、その後、長期にわたる回復期間があった。
また報告書では、アミニさんは不整脈と低血圧を患っていたと述べられている。報告書によると、9月13日にアミニさんが警察署に連行されたとき、脳への酸素供給が減少したため、アミニさんは発作を起こした。
イラン、上海協力機構の正式加盟国へ 広がる枠組み
鑑定の結論によると、集中治療が行われた3日間、十分なレベルの酸素流入が呼吸の問題と低血圧によって妨げられたため目立った改善は見られなかった。そして、まさにこれが多臓器不全を引き起こし、その結果、脳機能に障害が起き、停止したという。
関連ニュース
治安当局、アラブ人民兵を投入か イラン抗議デモ
米国 女性の権利侵害のイランの道徳警察に制裁発動
コメント