イプシロンロケット6号機の打ち上げに失敗、地上から破壊指令=JAXA

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は現地時間の12日午前9時50分、固体燃料ロケット「イプシロン」6号機を鹿児島県の内之浦宇宙空間観測所から打ち上げた。当初は打ち上げ成功と報じられていたものの、上昇中にトラブルが発生し、JAXAは機体を破壊する信号を送った。日本のメディアが報じた。
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6号機は全長26メートル、重さ約96トン。福岡市の宇宙ベンチャー企業「QPS研究所」が開発した観測衛星や、大学・研究機関などに打ち上げ機会を提供する「革新的衛星技術実証プログラム」の第3弾衛星「RAISE-3」を搭載していた。当初は7日に打ち上げ予定だったが、トラブルにより延期していた。
JAXAはロケットの安全な飛行ができないと判断し、機体を破壊する信号を送ったという。日本の主力ロケットの打ち上げ失敗は2003年のH2Aロケット6号機以来で、イプシロンとしては初めて。イプシロンは初号機から5機連続で打ち上げに成功していた。
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