ライダー報道官はツイッターへの投稿で、ウクライナの自衛に必要な措置を引き続き長期的に提供すると同時に、同盟国、パートナー国と協力し、戦場で「鍵となる」軍事兵器の供与を行うと明らかにした。
米国ではウクライナに対する軍事支援の可能性が枯渇しつつあると報じられている。報道によると、米国政府はハイマース、ジャベリン、スティンガーといった兵器供与の速度を低下させる考えを示している。
先にフォックス・ニュースは、ロシアとの軍事的対立がさらに高まる中、ウクライナに供与可能な軍事兵器が枯渇したか、あるいは枯渇に近づきつつあると報じていた。
ホワイトハウスは14日、バイデン大統領が国務省に対し、ウクライナに7億2500万ドルの追加軍事支援を拠出する権限を移譲したと発表した。
米国防総省は「新たな軍事支援には、ハイマース用の追加弾薬(155ミリ砲弾2万3000発、精密誘導式155ミリ砲弾500発)、遠隔対装甲地雷システム(RAAM)の155ミリ弾5000発が含まれる」と発表している。
米国防総省によると、このほか、対戦車兵器5000台、高速対レーダーミサイル(HARM)、高機動多用途装輪車両(HMMWV)200台以上、200万発以上の小火器弾薬が含まれる。
米国は2021年1月以降、ウクライナに182億ドル(約2兆7000億円)の軍事支援を行っており、2014年以降の提供額は203億ドル(約3兆203億円)に及ぶという。
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