バイデン大統領は共和党の勝利がウクライナ支援に影響するかを問われたところ、「私は懸念している」と回答した。ただし、バイデン大統領はこれに際し、11月8日の中間選挙について民主党が引き続き上院で優勢を保つとの見通しを示した。バイデン大統領は、「恐らくそうなるだろう。しかし、これは終わってはいない。まだ終わってはいない」と言葉を濁した。
2022年11月の中間選挙では下院の全435議席、上院は3分の1にあたる34議席が改選される。先にブルームバーグ通信が発表した経済予測によると、米国では12ヶ月間に渡って景気後退が生じるという。ウクライナ支援を巡っては共和党と民主党の間で意見が分かれており、中間選挙ではその是非が問われている。ヒル通信によると、5月には上院で11人の共和党議員、下院では57人の共和党議員がウクライナに対する400億ドルの追加軍事支援に反対していた。 また、9月には共和党のローレン・ボーベルト下院議員(コロラド州)がウクライナへの追加軍事支援に反発し、米国はウクライナの「ATMではない」と表明していた。
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