外交関係の冷え込み 2022年9月の露日貿易は14%減

日本の財務省は20日、2022年9月分の貿易統計を発表した。それによると、9月の露日貿易額は、ロシアからの輸入があらゆる面で物量的に減少していることから、前年同月比14.4%減の1760億円超となった。
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日本の対ロ輸出は31.4%減少し、対ロ輸入は6.5%減少した。一方、日本の対ロ貿易赤字は前年同期比17%増の約820億円となった。

輸入が減少した品目は?

日本は9月、ロシアからの輸入品が軒並み減少した。
穀物が81.9%減
野菜が76.7%減
非鉄金属鉱が98.8%減
鉄鋼が19.8%減
非鉄金属42.2%減
液化天然ガス(10.7%減)と石炭(82%減)
原油は9月に輸入せず
また、対ロ輸出でも減少傾向がみられる。
プラスチックが61.9%減
鉄鋼が91.2%減
ゴム製品が94.8%減
ベアリングが91.1%減
音響・映像機器の映像記録・再生機器が99.8%減
音響・映像機器のテレビ受像機が91.8%減
自動車の部分品が77.4%減
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日本の貿易赤字

2022年度上半期の日本の貿易赤字は11兆円で、これは1979年以降で最大の赤字となった。貿易赤字の急激な増加は、日本が輸入するエネルギーの価格が上昇していることに起因している。

ポジティブなニュースもあり

日本は9月、ロシアへの医療品の輸出を578%、電算機類の輸出も124%増やしている。
日本は9月、ロシアの肉製品を輸入していないものの、2022年上半期の肉類の輸入は100%増加している。
また、ロシアから日本への魚介類の輸入についても、上半期に41.8%と大幅に増加した。
2022年上半期の両国間の貿易額は、ロシアからの輸入が36%増と著しく増加したことにより、5.2%増となった。
ロシアメディアによると、2021年、ロシアと日本の貿易額は56.9%増の2兆7000億円に達した。その後、ウクライナにロシア軍が展開する中、ロシアと日本の外交・通商関係は悪化している。財務省の発表したこれらのデータからは、日露の外交関係が著しく冷え込み、日本当局が対露制裁を決定(当然ロシア側からの対抗措置が実施された)したにもかかわらず、両国は依然として経済面での相互協力が必要であると結論づけることができる。
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