トルコ東部マラティヤ県にある施設の開所式に出席したエルドアン大統領は、ウクライナ危機に関してバランスのとれた政策を行うことを拒否するように求めたトルコ政府の反対派を強く批判した。また同氏は、対立する一方の国との対話を放棄すれば、トルコは現在エネルギー危機に陥っている欧州諸国と同様の状況になると述べた。
エルドアン氏は、「トルコのバランスのとれた政策は、世界中で歓迎されている。もし、評論家の意見に賛同していたら、欧州の人々と同様に、この冬をどう乗り切るかを考えなければならなくなるだろう。しかし、トルコ政府は別の道を歩んでおり、天然ガスに関しては何の問題もない」と述べた。
さらに同氏は、「トルコは、(外国からの)期待を背負った天然ガスの重要なハブへと変わりつつある」と指摘した。
これよりも前、ロシアのプーチン大統領は、ノルドストリームからのガス輸送を黒海地域やトルコに移す可能性があるとの考えについて、エルドアン大統領と議論を行った。
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