この金額は円買い介入としては過去最大となった可能性がある。財務省は10月31日に9月29日~10月27日の合計介入額を公表するという。
政府・日銀は9月22日に約24年ぶりにドル売り円買いの市場介入を行った。しかしながら、円高は一時的なものに過ぎず、再び円安が続いていた。10月21日には1ドル151円90銭程度まで下落し、1990年8月以来の円安水準となった。
円買い介入は、財務省の指示により日銀が行う。インターバンク市場での直接取引に加えて、日銀は時々民間金融機関にドル売りを誘致する。日本の政府は先週介入したことを発表していないが、為替レートの変動はこれを示している。
共同通信によると、24日朝の外国為替市場の円相場では一時、円高が急速に進行し、1ドル=145円台まで値上がりした。市場では、政府・日銀が再び円買い介入したのではないかとの観測が浮上した。ただその後は円安が進み、荒い値動きとなっている。
日本の鈴木財務相は、24日の外国為替市場で再び円安が進んでいることについて「引き続き為替の動向を注視している」としたものの、市場介入については「コメントしない」と述べていた。