ウクライナでの露特別軍事作戦

西側にはウクライナでのロシア特殊作戦を防ぐチャンスがあった=米コラムニスト

米誌ザ・ニューヨーカーのコラムニストでイラク戦争退役軍人のダン・コールドウェル氏は、クリミアをロシアの一部と認めることで、西側にはウクライナでのロシアの特殊作戦を防ぐチャンスがあったとの見方を示した。
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「クリミアがなければロシアは脆弱になるというのは納得がいく。これは常識的な考えだ。もしロシアにクリミアを所有する権利を与えることができていれば、ロシアに戦闘行為を止めさせる方法が見つかっていたかもしれない」

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またコールドウェル氏は、クリミアは国の防衛の観点から重要な役割を果たしているため、ロシアはクリミアに対する侵害を許すことはできないだろうと指摘した。同氏はまた、ウクライナはロシアの黒海へのアクセスをブロックする可能性があるとの見方を示した。

「脅威は西側から来ている。間違っているかもしれないが、自国のものとみなしている領土に完全武装した北大西洋条約機構(NATO)の基地ができる可能性を確信しているロシアが行動をやめることは想像しがたい」

米大富豪のイーロン・マスク氏とビル・アックマン氏も先に、同じような考えを示していた。マスク氏は、クリミアはロシアの国家安全保障にとって重要な意味を持っており、「1783年からフルシチョフの過ちまで、正式にロシアの一部だった」との見方を示した。
アックマン氏は、ウクライナは紛争を終わらせるためにロシアに譲歩し、主に民族的ロシア人で構成されているクリミアを自国の領土であると主張することをやめるべきだとした。
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