演説でプーチン大統領は、「ウクライナの領土は、軍事的な実験や生物実験の試験場にされ、現在は重火器を含む兵器が投入されており、ウクライナ政権が核兵器を手に入れたいという願望も無視できない」と語った。
プーチン氏によると、いわゆる「汚い爆弾」を挑発行為に使う計画についてロシアは把握している。
同氏は、現在、戦闘を伴う外国の傭兵が増えており、CIS諸国に脅威を与えていると述べた。その上、国際的なテロリスト集団がCIS諸国に潜入しようとしており、CIS諸国の空間における脅威のレベルは低くなっていないという。
プーチン氏は、CIS諸国は、それぞれの国の情勢不安定化を目的とした外国の諜報機関の活動を摘発し、阻止することにもっと積極的になるべきだと訴えた。
同氏は、天然ガスパイプライン「ノルドストリーム」の破壊工作を挙げ、汎ヨーロッパのエネルギーインフラを破壊していると述べた。ノルドストリームの破壊は、欧州経済に甚大な損害を与え、何百万人もの人々の生活環境を悪化させている。
セルゲイ・ショイグ国防相は、ロシアのプーチン大統領の指示の下、敵の核攻撃に対応するため、ロシア軍による大規模な核攻撃訓練を26日に実施したと明らかにした。
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