グロッシ氏は、「9月に訪問した現場のひとつに、キエフ近郊の開発施設がある。また訪れようと思っている」と語っている。同氏によると、IAEAの調査では通常、濃縮ウランやプルトニウム、トリウムに焦点が当てられるが、今回の場合はセシウムやストロンチウムなどの特定の放射性元素が関係しているため、検査官はそういった元素の調査に取り組むという。
グロッシ氏は以前、IAEAが調査終了後に「汚い爆弾」に関する検証結果を公表する意向を表明していた。
これよりも前、ロシア国防省は、ウクライナ政府が「汚い爆弾」を使用することで、ロシア政府を非難する計画を立てており、同省はそれに関する情報を握っていると発表した。
スプートニクは、「汚い爆弾」とは一体どういうもので、どのようにして爆発し、被害を及ぼすのか、ウクライナでそれを製造することができるのかについて説明している。