ロシア産食糧・肥料輸出 国連が障壁の迅速な除去を呼びかけ

国連はすべての当事者に対し、トルコ・イスタンブールで7月に締結された穀物輸出にまつわる協定、いわゆる「黒海穀物イニシアティブ」を拡大し、ロシア産の食糧および肥料輸出に残る障壁を取り除くため、最大限努力するよう呼びかけている。国連のステファン・デュジャリック事務総長報道官がコメントを発表した。
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デュジャリック氏は次のように語った。
「我々はすべての当事者に対し、黒海穀物イニシアティブを更新し、ロシア産穀物や肥料の輸出に残るあらゆる障壁の迅速な除去を含め、(黒海を通じたウクライナ産食糧の輸出、そしてロシア産肥料と食糧輸出に関する)双方の合意を最大限実行すべく、あらゆる努力をするよう求める」
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デュジャリック氏によれば、国連はこの目標を達成するため、すべての当事者と協力し続けることを全面的に決意している。同氏は「課題を過小評価しているわけではないが、克服できることは分かっている」と指摘した。
またデュジャリック氏は、世界中の政府、海運会社、穀物・肥料の取引業者、農家は今、「将来への明確な見通し」を求めていると付け加えた。
7月22日にトルコのイスタンブールでロシアと国連の間で調印された食糧取引に関する覚書では、国連が世界市場への農産物や肥料の輸出制限を解除し、ウクライナ領の黒海にある港からウクライナ産穀物を輸出する取引について記されている。
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