日本政府は遺憾表明 ロシアが黒海穀物輸出合意への参加停止

日本は、ロシアが黒海穀物輸出プログラムへの参加を停止したことについて遺憾の意を表明し、ロシアがただちに4者合意に基づく穀物輸出枠組みへの協力を継続することを強く求めるとした。松野官房長官が31日の定例記者会見で述べた。
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松野氏は7月に国連、トルコ、ウクライナ、ロシアの4者間の合意により発足した同イニシアチブについて「ウクライナから黒海を経由して900万トン以上の穀物の世界各地、特にアフリカや中東への輸出を実現してきた」と評価した上で、「今回のロシアの参加停止が世界の食料供給にもたらす影響、特に途上国における飢餓の拡大など、脆弱な層への影響を深刻に懸念し、注視をしている」と指摘。
黒海穀物輸出イニシアチブへの参加をロシアが一方的に停止すると発表したことは遺憾」とし「日本政府としてロシアがただちに4者合意に基づく穀物輸出枠組みへの協力を継続することを強く求めていく」と述べた。
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ロシアは29日、いわゆる「穀物合意」への参加を停止すると発表。本合意の枠内で航行する民間船の安全は保障できないとした。
ロシア国防省は、ウクライナからの穀物輸出合意への参加停止について、クリミア半島のセバストポリ周辺海域でのテロ行為が原因と説明。29日午前、ウクライナはセバストポリ基地内外に停泊している黒海艦隊戦艦および民間船を攻撃した。ロシア国防省によると、テロ準備とウクライナ第73特殊海上作戦センターの訓練は英国専門家の指導のもと行なわれた。
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